自動車安全技術、後方センサーと干渉しないの?
前回記事「自転車を車に載せる方法」 にて、ルーフキャリアを使う方法とリアキャリア、ヒッチキャリアを使う方法をご紹介しました。アイサイトなど昨今自動車メーカー各社から自動車安全技術が導入され、自動車後方にセンサーが埋め込まれています。リアにサイクルキャリアを付けたときにこれらセンサーと干渉することはないのでしょうか。メーカー別にSUVを対象に調べてみました。調査方法はディーラーさんへのヒアリングです。
スバル フォレスターのアイサイト
問題なし!スイッチで後方センサーのみOFFにできる。
リアキャリアに影響しそうな安全装置
後退時ブレーキアシスト
スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)
マツダ CX5のi-ACTIVSENSE
問題なし!スイッチで後方センサーのみOFFにできる。
リアキャリアに影響しそうな安全装置
AT誤発進抑制制御[後退時]
スマート・シティ・ブレーキ・サポート[後退時]
360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)
ホンダ CR-Vのホンダセンシング
問題なし!後方センサーなし
リアキャリアに影響しそうな安全装置
とくになし
日産 エックストレイル
後退時に警報がなってしまう。
リアキャリアに影響しそうな安全装置
インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)
踏み間違い衝突防止アシスト
メルセデスベンツ GLCのレーダーセーフティパッケージ
干渉発生!シートベルトテンショナー、ブレーキが作動
リアキャリアに影響しそうな安全装置
リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
問題なしなのは
スバルとマツダは全く問題なし。スイッチ一つで後方センサーのみオン/オフできる仕様となっています。ホンダも後方センサーないので問題なし。
我慢すればOK
日産エックストレイルのインテリジェント アラウンドビューモニターはオプションなので、これを選ばいこともできる。後退時に警報がなるが、キャリア装着時に限り警報を我慢すればOK。
メルセデスはリアキャリアが使えないので要注意
一番の問題はメルセデスベンツGLC。リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)これはオフにすることができません。キャリアを装着したら後方衝突と勘違いして安全装置( シートベルトテンショナー、ブレーキが作動) が作動してしまう。欧米ではみんな後方キャリア使ってるけど、あれはどうなっているのか。と思いディーラーに詳しく聞きました。例えばドイツではヒッチトレーラー用の純正のバンパーがオプションで用意されていて、キャリアを積むときには後方センサーが自動にオフになるのであるが、日本に輸入されている型式にはそのオプションがない。後方センサーをオフにするためには、車に書き込まれているプログラミングを書き換える必要があるが、メルセデスベンツジャパンではそこまでの対応はしていないとの話でした。メルセデスのSUVなんて、トルクもあって、欧米での使われ方といい、一番ヒッチキャリアと相性がいいと思っていましたが、大変残念。日本に輸入されているのは、 SUV はSUVでも、都会を走る高級車っていうことなのでご注意を。
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