• フロントのギヤはなし、あるいは2段(2速)でよい。
  • リアのギヤは7速~9速がよい。
  • 少し割高であるが、内装ギヤが街乗りに適している。

初心者には難しい、上級者向きのタイトルに思われるかもしれません。これが小生の持論です。

●フロントギヤ3段はマウンテンバイクの仕様

フロント3段ギヤ(マウンテンバイク用のパーツ)

フロント3段ギヤ(マウンテンバイク用のパーツ)。ゴツイ

クロスバイクとして販売されている自転車の多くは、「街乗り」に適していないのです。殆どのクロスバイクには悪路や山道を走るマウンテンバイク用のフロント3段ギヤがつけられています。クロスバイクにはフロント3段変速は百害あって一利なしなのです。

ちなみにここでいう街乗りというのはどういう条件なのでしょうか。

 

 

  1. 箱根や六甲山のような激坂の峠道には行かない。→ヒルクライム用の超低速用のギヤは要らない。
  2. アスファルト、舗装路を走る。→未舗装路・ダート走行用の超低速用のギヤは要らない。
  3. 長い下り坂や時速40km以上のスピードでこぎ続けることはない。→高速走行するギヤは不要

●フロントギヤ3段のデメリット

マウンテンバイクと同じギヤ数なんて、明らかにオーバースペックなのです。では、ギヤがあり過ぎて何が困るのか?たくさんあるに越したことはないとお思いになるかもしれません。しかし、デメリットがあります。

フロントシングルギヤ_GIANTのTRADIST

フロントギヤなし。これはGIANTのTRADIST。

①自転車の重量が重くなる。(自転車にとって自重は大変重要です。次回の投稿で解説予定。)

②チェーンが脱落しやすい。

③見た目も無骨になる。(シンプルな方がデザイン的にスッキリする。)

使わないギヤが付いているのはデメリットでしかありません。

 

 

●クロスバイクに適したギヤ構成とは

ギヤが全く不要というわけではありません。ギヤにはフロントの変速機(フロントディレーラー)とリアの変速機(リアディレーラー)があります。小生がオススメするのは、リアは7速以上でフロントはギヤなし、あるいは2速程度が機能・用途に適していると思います。
●街乗りに適したギヤパーツはないのか。

なぜ、クロスバイクにはマウンテンバイク用のギヤ・パーツがついているのでしょうか。それはマウンテンバイク用のパーツが安いからです。(正確には安いパーツもあるから。もちろん高いパーツもあります。)機能・用途よりも価格でパーツがチョイスされているのです。10万円以下のクロスバイクでは、ロード用パーツは割高なので安価なマウンテンバイク用のパーツを流用している自転車メーカーが殆どです。そんな中で少しだけ割高にはなりますが、街乗り用に作られたパーツがあります。シマノが出している内装ギヤです。これ街乗りにはオススメします。内装ギヤの優れたは点は、①停止しているときでもギヤチェンジができる。②チェーンの脱落がない。③ギア板がないので見た目スッキリ。街乗りに徹する人にはオススメです。(もう少しスポーティーに走りたい人には向きません。)

リアが内装ギヤ

リアが内装ギヤになっています。見た目スッキリ!

●定価10万以下のクロスバイクをピックアップ!

フロントギヤ3段を除外すると以外に少ないのです。全てを網羅しているわけではありませんが、選択肢はこのように少なくなってしまいます。

LOUIS GARNEAULGS-RSR 3
GIANTtradist SL
bianchiROMA 2 SORA
TOKYOBIKESPORT 9s
GIOSAMPIO
CENTURIONFR 200
FUJISTRATOS
RITE WAYシェファード アイアン F
JAMISALLEGRO COMP
SchwinnSLICKER
TOKYOBIKE26
GIANTtradist
bianchiCAMALEONTE INN INTER-5
ブリジストンordina S8cb
RALEIGHtrent sport
CENTURIONCITY SPEED 8
feltx city2

新しい自転車を購入したら、自転車スタンドも必須です。「自転車は室内に保管!」

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